更新とかつぶやきとか。サイト上の作品の裏話なども。
Posted by 中津国 - 2011.08.09,Tue
『汝は人狼なりや?』の解説と言う名の言い訳。ネタばれ注意です。
何というか……自己完結しすぎてどこから解説していいかわからないんですが……
とりあえず、便宜上セリアンスロゥプではないものを人間、セリアンスロゥプと人間を総括して人、と表記します。
まず、彼らの目的について。
一見すると「セリアンスロゥプと人間の共存」が二人の共通した目的のようですが、違います。
アーサーが求めているのは『化け物と罵られることのない世界』
アルフレッドが求めているのは『化け物でも救われる世界』
この違いは彼らの生い立ちに起因します。
まずアーサー。
こっちは作中でも出したように、身の回りの人がどんどん死んだせいで周囲から化け物呼ばわりされて迫害された側。実際はただの人間です。
ので、彼はいわれのない迫害を受ける苦しさとかを知っているわけです。その苦しさを、セリアンスロゥプに生まれただけで迫害される彼らに重ねた。
囚人護送車への襲撃は、囚人であるセリアンスロゥプが冤罪だったり、罪が重すぎたりしたため。これもある種のセリアンスロゥプへの迫害に当たる。
で、彼の苦しみの原因は迫害されること、化け物と呼ばれることなので、そう呼ぶ人間がいない場所があれば彼は救われるのです。人間の中でもセリアンスロゥプが迫害されない世界になればそれが一番だけど、それが難しいことを知っているから、人間とセリアンスロゥプの離別を目指していく。
次にアルフレッド。
彼もセリアンスロゥプの条件(銀が苦手、体の一部が獣)に当てはまらないという意味では人間。
でも能力的には限りなくセリアンスロゥプに近い。プラス、作中でうまく表現できなかったのですが、軽く戦闘狂とか殺人願望とか入ってます。それを幼少時から自覚していたから、彼は自分を化け物と表現するわけです。
こっちはうまく立ち回っていたこともあって周囲から化け物とは呼ばれたりはしてません。だからアーサーの「あの青年は知らないのだ。セリアンスロゥプがどれだけ苦汁を舐め、苦難を強いられてきたのか」っていう独白はある意味正解。
でも自分が人間じゃないってことは自覚してるから、それに対して負い目を感じて、教会とかにも後ろめたくて出入りできない。
そこで彼が先生と呼ぶ人に会って、化け物である自分を受け入れてもらえたことによって救われるわけです。教会への傾倒もここから。
これで彼がセリアンスロゥプだったら、ここまでは追い詰められなかったと思う。自分が化け物であることに『セリアンスロゥプだから』っていう言い訳が作れるから。
彼の「セリアンスロゥプは悪魔でも化け物でもない。ただの人だよ」って台詞のあとには「化け物っていうのは俺みたいなことを言うんだよ」って心の声が入る。自分という化け物の存在を知っているから、外見が違うだけのセリアンスロゥプを化け物だとは思わない。
で、アーサーの理想を奇麗事と非難したのはセリアンスロゥプだけを囲っても、その中でまた迫害される人が出てくるよ、ってこと。セリアンスロゥプも人であることに変わりはないし、セリアンスロゥプだけが被害者であるわけじゃない。彼みたいに自分が化け物だって自覚している人は化け物と呼ばれなくなっただけじゃ救われませんしね。
アーサーの襲撃に対抗するのは襲撃=教会への反逆だから。直接アーサーの理想に反発してるわけではない。
次にタイトルの深読み。
『汝は人狼なりや?』 元ネタはTTGです。
詳しくはウィキっていただければ分かると思いますが、簡単にいえば村人のなかに紛れ込んだ人狼(毎晩一人村人を殺す)を探し当てて殺すために会話をし、疑わしい人を吊っていくゲームです。人狼を全員駆逐できれば村人の勝利。人狼と村人が同数になったら人狼の勝利。
以前ブログで、人狼=人でないもの、人に害をなすものという定義ですと書きましたが、人狼を人でないものととらえるなら人狼=アルフレッド、人に害をなすものととらえるなら人狼=アーサーです。どちらを人狼ととらえるかは読んだ方次第ということで。
うーん、解説と銘打ったもののこれ以上書くことがない……普段どれだけ物を考えずに小説を書いているか分かりますね。解説と言うより無駄設定の紹介だな、これ。
ここは結局どういうことなの? って点がありましたら指摘していただければ解説すると思います。
ところで連載中に米も人外ですか?ってコメをいただいてどきっとしたのですが(当初アルはセリアンスロゥプでした)いつの間にか自称化け物になりました。理由は↑で言ったようにアルフレッドをより追いつめるため。
最後になりましたが、聖職者メリカのイラストを紹介してくださった方々に感謝を。完結してからお礼を言おうとしていたらこんなにあとになってしまいました。申し訳ありません。
とりあえず、便宜上セリアンスロゥプではないものを人間、セリアンスロゥプと人間を総括して人、と表記します。
まず、彼らの目的について。
一見すると「セリアンスロゥプと人間の共存」が二人の共通した目的のようですが、違います。
アーサーが求めているのは『化け物と罵られることのない世界』
アルフレッドが求めているのは『化け物でも救われる世界』
この違いは彼らの生い立ちに起因します。
まずアーサー。
こっちは作中でも出したように、身の回りの人がどんどん死んだせいで周囲から化け物呼ばわりされて迫害された側。実際はただの人間です。
ので、彼はいわれのない迫害を受ける苦しさとかを知っているわけです。その苦しさを、セリアンスロゥプに生まれただけで迫害される彼らに重ねた。
囚人護送車への襲撃は、囚人であるセリアンスロゥプが冤罪だったり、罪が重すぎたりしたため。これもある種のセリアンスロゥプへの迫害に当たる。
で、彼の苦しみの原因は迫害されること、化け物と呼ばれることなので、そう呼ぶ人間がいない場所があれば彼は救われるのです。人間の中でもセリアンスロゥプが迫害されない世界になればそれが一番だけど、それが難しいことを知っているから、人間とセリアンスロゥプの離別を目指していく。
次にアルフレッド。
彼もセリアンスロゥプの条件(銀が苦手、体の一部が獣)に当てはまらないという意味では人間。
でも能力的には限りなくセリアンスロゥプに近い。プラス、作中でうまく表現できなかったのですが、軽く戦闘狂とか殺人願望とか入ってます。それを幼少時から自覚していたから、彼は自分を化け物と表現するわけです。
こっちはうまく立ち回っていたこともあって周囲から化け物とは呼ばれたりはしてません。だからアーサーの「あの青年は知らないのだ。セリアンスロゥプがどれだけ苦汁を舐め、苦難を強いられてきたのか」っていう独白はある意味正解。
でも自分が人間じゃないってことは自覚してるから、それに対して負い目を感じて、教会とかにも後ろめたくて出入りできない。
そこで彼が先生と呼ぶ人に会って、化け物である自分を受け入れてもらえたことによって救われるわけです。教会への傾倒もここから。
これで彼がセリアンスロゥプだったら、ここまでは追い詰められなかったと思う。自分が化け物であることに『セリアンスロゥプだから』っていう言い訳が作れるから。
彼の「セリアンスロゥプは悪魔でも化け物でもない。ただの人だよ」って台詞のあとには「化け物っていうのは俺みたいなことを言うんだよ」って心の声が入る。自分という化け物の存在を知っているから、外見が違うだけのセリアンスロゥプを化け物だとは思わない。
で、アーサーの理想を奇麗事と非難したのはセリアンスロゥプだけを囲っても、その中でまた迫害される人が出てくるよ、ってこと。セリアンスロゥプも人であることに変わりはないし、セリアンスロゥプだけが被害者であるわけじゃない。彼みたいに自分が化け物だって自覚している人は化け物と呼ばれなくなっただけじゃ救われませんしね。
アーサーの襲撃に対抗するのは襲撃=教会への反逆だから。直接アーサーの理想に反発してるわけではない。
次にタイトルの深読み。
『汝は人狼なりや?』 元ネタはTTGです。
詳しくはウィキっていただければ分かると思いますが、簡単にいえば村人のなかに紛れ込んだ人狼(毎晩一人村人を殺す)を探し当てて殺すために会話をし、疑わしい人を吊っていくゲームです。人狼を全員駆逐できれば村人の勝利。人狼と村人が同数になったら人狼の勝利。
以前ブログで、人狼=人でないもの、人に害をなすものという定義ですと書きましたが、人狼を人でないものととらえるなら人狼=アルフレッド、人に害をなすものととらえるなら人狼=アーサーです。どちらを人狼ととらえるかは読んだ方次第ということで。
うーん、解説と銘打ったもののこれ以上書くことがない……普段どれだけ物を考えずに小説を書いているか分かりますね。解説と言うより無駄設定の紹介だな、これ。
ここは結局どういうことなの? って点がありましたら指摘していただければ解説すると思います。
ところで連載中に米も人外ですか?ってコメをいただいてどきっとしたのですが(当初アルはセリアンスロゥプでした)いつの間にか自称化け物になりました。理由は↑で言ったようにアルフレッドをより追いつめるため。
最後になりましたが、聖職者メリカのイラストを紹介してくださった方々に感謝を。完結してからお礼を言おうとしていたらこんなにあとになってしまいました。申し訳ありません。
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