「好きな人がいるんだ。ずっと昔から。子供の時からね。
初めはこれが恋だなんて知らなかったよ。家族愛だとばっかり思ってたんだ。
対立して、それでも好きで、共闘して、やっぱり好きで、
俺にはこの人しかいないんだなぁって思ったよ」
「そんなに好きなのか?」
「400年来の恋を舐めないでくれよ」
「そうか、」
「あの頃はね、ただ眺めてるだけで幸せで。
日差しに金髪がきらきらしてさ、すごく綺麗で……だから、眺めてるだけでよかった。
でもさ、どんどん欲張りになってって、手触りとか、匂いとかが知りたくなるんだ。
いつも甘い匂いがしてた人だから、すごくいい香りなんだろうなとかね。
独占したくて、他の誰かと話してるの見てると、すごくイライラする。
とくにフランスなんかはしょっちゅうちょっかい出すからさ、
俺だけ見てくれよって叫びたくなるんだ」
「告白、すりゃぁいいのに」
「ははっ、だめだよ。兄弟としかみられてないから」
「大丈夫、だと思うぞ」
「本当にそう思うかい?」
「ああ、相手だってきっとお前のこと好きだって」
「そう、かな……」
「おう、カナダだってお前のこと好きだと思うぞ」
「…………え?」
「……ん?」
「くたばれくそ眉毛ぇぇぇぇええええええ!!!!!!!!!!!!!!!」
「っな、なんだよ、相談に乗ってやったのにその態度はねぇだろこのメタボ!!」
◆ ◆ ◆
イギが大好きなのに、当の本人には米→加だと思われてるメリカ可愛いなって。
フラグクラッシャー英。米もフラグクラッシャー。よっていつまでもくっつかない。
イギの脳内会議。
――家族愛? あのころの家族ったら俺とカナダのことだよな。対立……独立戦争のことか。あんときはカナダは俺の味方してくれてたからな。髪もきれいだし、甘い(メイプルの)匂いもするし、フランスもよく世話やいてるよな。兄弟としかみられていない。ほら、こいつの兄弟って言ったらカナダしかいねぇじゃねぇか。
このイギリスは独立戦争以来メリカのポジは“元弟”なので、厳密には兄弟と違うのです。ので、まだ希望はあるぞアメリカ!

