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Posted by 中津国 - 2011.09.11,Sun
まだ完成しない。
ちょっと時間が取れなくていつ仕上がるかわからないので、入れたかったけど話の流れ的に入れられそうにないネタを投下しておきます。

鬼畜米。というよりは病みに近いかもしれませんがとにかく閲覧注意。


項垂れた女。降りしきる雨が女の長い髪を濡らしていく。頬を濡らすのは雨粒か、それとも。

「君はそれでいいのかい?」

いつしか女の前には一人の男が佇んでいた。ばさり、と羽を広げて女を雨から庇う。
ばらばらと雨が翼の皮膜を打つ音が響く中、男は恥(やさ)しく女に話しかけた。


「君はそれでいいのかい?

 欲しいのなら手を伸ばすべきだ。

 望むのなら声を上げるべきだ。

 阻むものがあるのなら除けばいいだけ。

 君以外に伸ばされる腕なんて捥いでしまえばいい。

 君以外に歩み寄る足なんて折ってしまえばいい。

 君以外に向けられる眼なんて潰してしまえばいい。

 君以外に呼び掛ける舌なんて抜いてしまえばいい。

 君以外に傾けられる耳なんて削いでしまえばいい。

 それでもだめなら、それでも君以外のものにならないのなら、

 誰にも届かない場所へ、君自身が送ればいい。

 君だって、彼が誰かのものになるのを甘んじたくはないだろう?

 なら、答えは簡単だ」


からり、と音を立てて落とされた銀の輝き。
そこから導き出される答えを女は知っていた。けれど、それが咎められる行為だと知っていた。

「ほら、今この瞬間にも、彼は誰かのものになってしまうかもしれない」

悪魔の甘言が耳に流し込まれる。
震える手を伸ばしてその輝きをとった女の目から泪が流れることは、もうないだろう。

狂気と呼ぶことさえ憚られるような光を湛えた女の眼を見、強欲の悪魔は満足そうに嗤った。



あーさーさんにげてちょうにげて

大体こんな感じの話になりそうです。
大変読む人を選ぶ作品で申し訳ない。

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